旅行-2(金沢)

旅行の2日目は金沢で過ごしました。この日は終日フリーで、金沢21世紀美術館、兼六園、近江市場、東茶屋町などを訪ねました。
金沢21世紀美術館は大変面白く、図面、写真等で軽く流して見てはいましたが、現実に訪ねてみて、なるほどと思う点が少なからずありました。低層部の円形の全面ガラスの部分はコンセプトどおりに、周囲に表裏を作らない発想が遺憾なく発揮されていました。先ず訪ねる者がどこからでも入れる雰囲気が見事で、実際に現代美術館とは思えないほどに市民が入場しており、周辺のランドスケープと視覚的に一体化したスペースが自由かつ開放的に展開していて、大変気持ちのよいものでした。美術館内部からもほとんどの場所から建物を貫通して外部とつながる視線が確保されている点は見事。
常設の展示はまさに建築と一体化していてすがすがしいものでした。一番人気のあるのはレアンドロ・エルリッヒの「スイミングプール」のようで、上から見るとプールの底で人が動き回っている光景と、底から見ると水面越しに人が動き回っている光景を皆不思議がりながらも楽しんでいる様子は自由な雰囲気が満ちていました。僕が気に入ったのは、アニッシュ・カプーアの「世界の起源」という作品で展示室に入ると斜めの床(壁?)面に大きい穴が開いているだけの作品ですが、それが穴なのか、単なる黒っぽい平面なのか、いくら眺めても判然としない不可思議なもので、ながい間その部屋に居続けてしまいました。これはちょっと言葉では言い表しがたく、皆さんもぜひ訪ねて体験してみて欲しいと思います。
兼六園は三十数年ぶり(金沢自体が三十数年ぶり)でしたが、残念ながら桜は開花にあと一息というところで桜の下の兼六園というわけにはいきませんでした。東茶屋町は修景整備が完璧で、映画のセット然としすぎている感じはありましたがよい雰囲気でした。高山の町並みよりなぜか明るい感じがしたのはなぜでしょう。茶屋の集まりだから?外装の木の部分がまだ経年変化が少なく木の素地の色を残していたから?
昼食は近江市場の中の魚を食べさせる店で取りました。ガイドブックで取り上げられているので観光客でいっぱいで、大分待ちましたが、待った甲斐がある味で大満足。ビールと海鮮丼で満ち足りてしまいました。かみさん曰く市場は大分魚が安いようで、買ってクール宅急便で家へ送りました。
書き出すときりがないので今日はここまで。
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