旅行・地域

2009年3月31日 (火)

旅行-2(金沢)

Pict3019Pict3027 Pict3029  旅行の2日目は金沢で過ごしました。この日は終日フリーで、金沢21世紀美術館、兼六園、近江市場、東茶屋町などを訪ねました。

金沢21世紀美術館は大変面白く、図面、写真等で軽く流して見てはいましたが、現実に訪ねてみて、なるほどと思う点が少なからずありました。低層部の円形の全面ガラスの部分はコンセプトどおりに、周囲に表裏を作らない発想が遺憾なく発揮されていました。先ず訪ねる者がどこからでも入れる雰囲気が見事で、実際に現代美術館とは思えないほどに市民が入場しており、周辺のランドスケープと視覚的に一体化したスペースが自由かつ開放的に展開していて、大変気持ちのよいものでした。美術館内部からもほとんどの場所から建物を貫通して外部とつながる視線が確保されている点は見事。

常設の展示はまさに建築と一体化していてすがすがしいものでした。一番人気のあるのはレアンドロ・エルリッヒの「スイミングプール」のようで、上から見るとプールの底で人が動き回っている光景と、底から見ると水面越しに人が動き回っている光景を皆不思議がりながらも楽しんでいる様子は自由な雰囲気が満ちていました。僕が気に入ったのは、アニッシュ・カプーアの「世界の起源」という作品で展示室に入ると斜めの床(壁?)面に大きい穴が開いているだけの作品ですが、それが穴なのか、単なる黒っぽい平面なのか、いくら眺めても判然としない不可思議なもので、ながい間その部屋に居続けてしまいました。これはちょっと言葉では言い表しがたく、皆さんもぜひ訪ねて体験してみて欲しいと思います。

兼六園は三十数年ぶり(金沢自体が三十数年ぶり)でしたが、残念ながら桜は開花にあと一息というところで桜の下の兼六園というわけにはいきませんでした。東茶屋町は修景整備が完璧で、映画のセット然としすぎている感じはありましたがよい雰囲気でした。高山の町並みよりなぜか明るい感じがしたのはなぜでしょう。茶屋の集まりだから?外装の木の部分がまだ経年変化が少なく木の素地の色を残していたから?

昼食は近江市場の中の魚を食べさせる店で取りました。ガイドブックで取り上げられているので観光客でいっぱいで、大分待ちましたが、待った甲斐がある味で大満足。ビールと海鮮丼で満ち足りてしまいました。かみさん曰く市場は大分魚が安いようで、買ってクール宅急便で家へ送りました。

書き出すときりがないので今日はここまで。

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2009年3月30日 (月)

旅行-1(高山)

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週末に旅行へ行って来ました。先週まで2~3週間コンペの作業に明け暮れていたので、ちょうど良い息抜きでした。急に思いたって行ったわけではなく、前から計画していたものが、ちょうどコンペの締め切り直後にぶつかったという感じです。でもコンペで疲れ切っていたのでグッドタイミングでした。

僕とかみさんで、友人のO夫妻(2人とも画家)と一緒に行ったのですが、以前から夫婦で一緒に行こうと話をしていたものが実現しました。お二人とも気が置けない方で楽しい旅行でした。O夫人が大変旅行好きで、それも自由時間の多く取れる格安のパック旅行を見つけ出すのが好きな方で、今回は計画は彼女におんぶに抱っこでした。新幹線+バスの団体旅行でした。団体旅行自体は二十数年前に北海道にスキー旅行に行って以来でしたが、団体旅行も使いようだなと思いました。実は今回の高山、白川郷、金沢はすべて一度は尋ねたことがある所でしたが、時を経て訪ねると新たなヘ発見もありました。

まさに冬型の気圧配置で安房峠を越えたら一面の銀世界で雪模様でした。ここ数年フライフィッシング旅行では何回か安房峠を越えていましたが、銀世界の安房峠は二十数年ぶりでしょうか。このまま雪の高山もいいなあと思っていましたが、標高を下げ、高山に近づくにしたがって雪も消えてしまいました。雪がないなら天気は晴れの方がよいに決まっています。二十数年前には仕事で高山に数ヶ月住んでいたこともあり、懐かしい町です。そのころにもその町並みや、商家の見学はしているのですが木造建築の周辺の事柄にあまりにも疎く上っ面を撫でたようなものでしたが、今回訪ねてみて、その当時は木造住宅にはまったく無縁でしたが、以後に仕事として木造住宅に深く関わってきた分、大分読み取る力がついているように思えました。

特に吉島家(高山ではもっとも有名な商家)の小屋組みを支える束、横架材の乱舞はかつて、オブジェ的な意味合いでは面白いと思ってもはなぜここまでやたらに構造材がいっぱいなければならないのかと思っていましたが、今回は、金物を使わずにボリュームのある小屋裏空間を作るには程度の差こそあれ、構造材の複雑さは致し方ないことかと思い直しました。そう思えればその美しさも前よりは腑に落ちているということでしょうか。

上三之町は、道の幅といいい建物外部のディテールといい見事に修景されています。意外なほど外人が多いのにびっくり。最近は京都以外でも、日本美を見つけ出すことができる小都市にまで外人観光客は来るのですね。

団体旅行ゆえに高山滞在時間は極端に短く1時間強で、ゆっくり建築を見、蕎麦を食べ、造り酒屋で利き酒などもし、などという贅沢は許されません。でも街角で見つけた和菓子屋の桜餅と草もちを買って食べましたが、有名な店というわけではないのに、そのおいしさに大満足。店名を失念してしまいましたが、高山の和菓子のレベルは高いですねー。

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