建築、及び建築周辺を思う

2009年11月13日 (金)

「ルイスバラガン邸をたずねる」展、行ってきました

Pict3420 神宮前のワタリウムで開かれている「ルイスバラガン邸をたずねる」展に行ってきました。原寸の部屋が作られている、というので大変期待して行きました。昨年のギャラリー間における「住吉の長屋」の原寸展示の感動をもう一度というつもりで行ってきました。

「住吉の長屋」の展示は素材こそ違え、寸分違わぬ空間を再現していて、外光も本当の外光を取り入れていて、氏の述べている「自然を感じる・・・・」が、今まで写真、文章では納得できなかったものが、相当に腑に落ちました。

ルイスバラガンの方は、使われていた家具を持ち込んだり、床、壁の色質感を再現したり、開口部の大きさを、ディテールを再現したりしていましたが、天井はワタリウムの建築の天井のままだし、空間として全面囲まれているのに、一方が開放されていたりで、僕にはいまいちぴんときませんでした。

これはある時期、ルイスバラガンが好きだったのですが、僕のルイスバラガンへの思い込みの少なさ、あるいは理解の少なさのせいであるかもしれませんが・・・・。

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2009年9月15日 (火)

妻有アートトリエンナーレの影響

Photo_4 ラジオを聞いていたら、群馬の中之条周辺で廃屋を利用したアートビエンナーレが開かれているとのこと、それでなくても妻有の大成功の影響で、新潟市周辺で「にいがた水と土の芸術祭」なるものが開かれていることを妻有の地で知ったばかりです。確かに妻有はこんな僻地にと思うほどたくさんの人が訪れ、アートを楽しんでいます。面白いことに訪問者は女性が圧倒的に多く、アートと旅行を同時に楽しんでいる感じです。

地元にどれほどのお金が落ちるかはわかりませんが、そのことよりも地元の老若男女にとって、彼らのアイデンティティが高まって、限界集落的な村々が少し元気になっていることが一番重要なのだと思います。

中之条もおそらく町興しの一環として、藁にもすがる気持ちなのかもしれないと察します。それ自体決して否定的には思いませんが、柳の下のどじょうがどこまで続けられるのか、という懸念はあります。

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2009年6月12日 (金)

またまた瑕疵担保責任保険の設計施工基準のおかしさ

瑕疵担保責任保険の設計施工基準の「乾式の外壁仕上げ」という項目があって、「乾式の外壁仕上げの場合には通気構法による」という文言があります。この条項は複合金属サイディング(断熱材裏打ちの金属サイディング)にも適用されます。ということは、せっかく外気と熱的に遮断するために断熱材を裏打ちしているのに、あえてその裏側に外気を入れろということです。本当におかしいですよね。雨水の侵入だけを考えればもちろん通気工法は正しい選択ですが、断熱材裏打ちの素材に関しては本質的な矛盾です。この瑕疵担保責任保険、雨のことだけを考えて、温熱環境のことなどは瑕疵に無関係とばかりに、成り立っているとしか思えません。本当に単眼的です。

30~50mmの断熱材を裏打ちした僕が良く使うガルバリウム鋼板(複合金属サイディング相当)があるのですが、この規定でそれは不可となり、一度ポリスチレン系の断熱材で外断熱し、その上に通気工法でガルバリウム鋼板を張る二度手間となります。もちろんコストはアップします。今までこの複合金属サイディングを、下地(センチュリーボード、構造用合板等)の上にアスファルトフェルトを張って、その上に直接張って(通気構法をとらずに)雨のクレームが来たことは一度もありません。

もう本当にいやな時代ですね。

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2008年8月31日 (日)

このところの豪雨で街がきれいに見える

このところ東京から埼玉では毎日強い雨が降っています。そのせいで大気の汚れが洗い落とされ、今視界はどこまでも澄んでいます。ちょっと高いところに上がるとそれはよりいっそう明確で、今日埼京線の戸田の高架の駅から周りを見ると、周辺がくっきり良く見えるわ見えるわ。普段ならかすんでいる大宮の新都心の高層ビル群もはっきりと見えます。ちょっと見忘れましたが多分、新宿の超高層群などもかなり良く見えるのではないかと思います。空気遠近法というのがありますが、ここまで被写界深度が高いと、空気遠近法のまったく逆の状態です。豪雨で迷惑をこうむっていらっしゃる方が多いのは重々承知しておりますが、景観だけに関して言えばすがしいですね。

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美しいランドスケープデザイン

所用で飯田橋に出かけたのですが、久しぶり感動的に美しいランドスケープに出会いました。

ホテルメトロポリタンエドモントとアイガーデンテラス周辺の外構です。ここは総合設計制度で作られたものですが、スペースのスケール、植栽の植物の色合いの美しさ、バリエーション、それに対する人工的な設えのバランスのよさ、どれをとっても今まで僕が出会ってきたビル足元ランドスケープの中でも出色の出来と思われました。相当な時間検討をなされたものだと思います。またアイガーデンテラスも、店舗、レストランの複合ビルですが、その程よい高さ、少し赤みを帯びたタイルを外壁に微妙な凹凸をつけながら貼りめぐらしている、絶妙な装飾性など、大変好感の持てるものでした。

今度は食事にでも行ってみたいと思います。ところであのランドスケープはどこの事務所の設計なのでしょうか、知っていらっしゃる方がいれば教えて欲しいです。残念ながら画像はありません。

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2008年6月27日 (金)

ザハ・ハディドの人気

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今、代々木の体育館の横でシャネルがスポンサーのハディド設計の『MOBILE ART』という展覧会が開かれています。
無料のチケットというのをチケットぴあ等で入手できることとなっていたのですが、もう手に入らなくて、入り口脇に並んでいれば入場者数次第では入れるという情報をスタッフが得て、昨日2時間半待ちで入ってきました。
それでは、と僕も午前中に行ったのですが、4~5時間待ちということでそそくさと帰ってきてしまいました。それにしてもハディドの人気はすごいですね。スタッフの話によれば建築関係だけではなく、シャネルですから服飾関係の方も多いという話です。
近代建築の頂点のひとつとも言うべき代々木体育館と超近代建築とでも言うべきハディドの建築の対比は興味深いものがあります。
入場を諦めたので、それではと久しぶりに代々木体育館を見学したのですが、若いころ見ていたときにはデザインの大きい部分、構造の形式とか、フォルムとかしか見えていなかったのですが、この歳になってくるとおこがましいですが、大分構造のディテールも見えるようになってきていて、施工の大変さが胸に落ちてきます。いまさらなんですが、やはりこれは丹下さんの傑作であると認識したのでありました。

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2007年12月20日 (木)

埼玉住まいの会の忘年会

あさって埼玉住まいの会忘年会なのですが、午後に目白に集まり落合から中井まで散策し林扶美子記念館(山口文象設計)まで行って見学し、そのあと宴という段取りです。不勉強でぜんぜん知らなかったのですが、落合周辺はまったく僕は歩いたことがないエリアで、かつて目白文化村が存在し、歴史的な建物と景観が残っているところのようです。戦前の文化の香りが色濃く漂うようなエリアのようで、新たな発見がありそうで楽しみです。

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2007年12月 5日 (水)

木々が紅葉していると建築が美しい

車窓から外を眺めていると、この季節、美しい建築が(美しい建築に限ってのことです)よりいっそう美しく感じます。それは木々との対比がこの上なく美しく感じられるということです。木々のグリーンが映える季節もそれなりに当然美しいのですが、紅葉をすると橙色(ケヤキ、ラクウショウ)、黄色(イチョウ)、赤(カエデ)のボリューム感がいや増しに増して、建築との対比が一層際立つ感じを受けます。今の時期は空気も澄んでいて、それはそれは美しく感じます。今日それを感じたのは大宮の新都心のケヤキ広場です。ケヤキの整然としたボリュームとエレベーターおよび階段を集めたガラスのシャフトとの対比が見事でした。思わず写真を撮ろうと思ったのですが、なんと快速に乗ってしまって北与野駅に降りられずじまいでした。

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